夏目漱石「こころ」
二学期の教材で、夏目漱石の『こころ』を取り扱うため、NHKの100分de名著「こころ」を引っ張り出してきた。
教材研究って言ったらなんか堅苦しくて嫌なので、お勉強ってことで🎵
最近知識欲というか学習意欲が半端なくて、「これは受験期!?」ってくらい学びたい欲、知りたい欲が旺盛。
っていうか正直、自分てトコトン知らないことだらけなんだな
ってことを日々痛感させられるんだよね。
たとえばニュースひとつとっても、
「なんでアウンサンスーチーさんが拘束されたの?」
「なんで北朝鮮は日本人を拉致し、拉致問題が起き、いまだに解決されてないの?」
「なんで戦争が起き、原爆が日本に落とされ、終戦後アメリカが日本を統治したの?」
とか、ほんと「そんなのも知らねーのかよ!w」ってなる疑問が湧き出る湧き出る。
きっと、今の日本の若者(特に中高生)もそうだと思うんだけど、
「自分と自分を取り囲む小さな世界が平和であれば、他にはキョーミない。」
「あとは自分の推しさえいれば幸せ。」
ってことだと思うんですよ。
「政治だとか歴史だとか、なーーーんかわかりにくい。
おもんない。てゆーか、関係ナイ。」
こういう心理の学生って多いんじゃないかな。
私自身そうだったし。実際。
けど最近は、自分と自分の周りはある程度平和で落ち着いたから、
それよりもっと遠い出来事・事象に対する興味・関心が湧いてきたんだと思う。
世の中のために何ができるか、この先の未来のためにどうすればいいか、
子供たちに何を残し伝えていけばいいのか。
特に私は職業柄「学校の先生」をしてる上で、
どうしても常日頃考えてしまう。
「自分はどうすべきなのか」
↓
「自分はどんな大人・人間として子供と接するべきなのか」
↓
「どんな風に生きれば人間が幸せに暮らし、世界も平和になるのか」
っていう、まるで世界平和を望むヒーローかのような壮大な野望を抱く(笑)
けどまあ、せっかく生まれてきたし、
世のため人のためになることが出来たら、幸せだな~と、思う。
きっと、昔の自分だと想像できない考え方だな…。
「満たされてない自分」に「もっとちょうだい!!」って周りにいろんなものを求めてた。
自分にないものを持っている人を羨んでた。
けど今、不思議とそういう気持ちはないんだよな…。
「足るを知る」って言葉があるけど、今あるもので私は十分幸せだ、って
思えたからかもしれんな。
最近は、もし結婚できんかったら(いや結婚したいし、するけど!←)
でっかい家に生徒を呼んで、一緒に料理でもしながら過ごす先生になりたいな~と思う。
わたし、先生になりたい!って思ったときに、
「こんな人間になりたい!!」
って憧れた先生がいたんです。
その人のどこが素敵かというと、
・いつも笑顔
・とてもわたしたち生徒に愛情を注いでくれた
・一生懸命で前向き
・人生を楽しんでいる
・学ぶことを楽しんでいる
・知識を分け与えてくれる
なんだろうな~、「人間としての魅力」っていうのかな。
そういうのに満ち溢れた人だったんです。
だから、人生に悩んだ時でも、
その先生の生き方を道しるべにできるし、
その先生ならどう言ってくれるだろう?と困難に直面したときに思える。
話は戻って、
夏目漱石の「こころ」には
わたしが慕う「先生」が登場する。
自分にとっての「先生」のような存在。
たとえて言えば社会のリーダー的な存在かもしれないし、
宗教の教祖様のような存在かもしれないし、
父や母や会社の先輩かもしれないけど
そういう「自分にとって尊敬できる存在」が居てくれることに感謝。
おこがましいけど、わたしもそんな存在になれたらいいな(^^♪笑